お読みいただきありがとうございます。
もし、このブログに初めてお越しの方は、まず下記の記事から読んでいただくことをおススメします。

この記事は筆者の体験をもとに書いていますが、日時や細かな状況など、個人を特定される恐れのある事柄にはフェイクが混ざっておりますことをご了承ください。



なぜ盗撮を始めてしまったのか

盗撮が犯罪であることは、わざわざ教えてもらわなくても小学生でもわかることです。
それでも、ネットニュースを眺めていると、週に何件か盗撮で逮捕という記事を見かけます。
報道されていないものも含めると、ほとんど毎日のように盗撮事件は起こっているのではないでしょうか。
そして、筆者もその愚か者のうちの1人だったわけです。

筆者が愚か者になったのは、ふとしたことがきっかけでした。
男なら誰でも、パソコンやスマホでエッチな動画を見たりしたことがあると思います。
筆者もそういった動画を検索したりしていたのですが、あるとき、そうした動画をジャンル別にまとめて紹介しているブログを見つけて読んでいました。
その紹介ジャンルの一つに「盗撮」があったのです。
興味本位で覗いてみると、これまで特に何も感じていなかった盗撮という行為に少し興奮している自分がいました。

はじめはネット上の動画を見るだけで十分でした。
そして、性的な興奮を感じたのははじめだけで、その後は、見てはいけないものを見ているという背徳感を感じることの方が目的になってきていました。
そして、見ているうちに「自分でも同じようなものが撮れるのでは」と思い始めてしまったのです。
試しに、某大手通販サイトで小型カメラを検索してみました。
驚くべきことに、明らかにそれ目的としか思えないようなカメラが、堂々と売られていました。
しかも、簡単に手が届いてしまう価格でした。そして、購入してしまったのです。

やってみたい気持ちとやれそうな道具がそろったとき、もはや自分では止めることができませんでした。
こうして、私は犯罪者になったのです。

なぜ盗撮をやめることができなくなったのか

一度、盗撮行為を始めてしまうと、簡単にやめることができなくなってしまいました。
理由は、性的衝動が抑えられなかったから・・・ではありません。
事実、筆者が自分で盗撮した動画で自慰行為をしたのは、最初の1回だけだったと思います。
では、なぜ続けてしまうのか。
それは、盗撮に成功すること自体に喜びとストレス発散を見出してしまったからでした。

あくまで筆者の場合は、という話ではありますが、盗撮犯にとって一番快楽を覚える時間は、撮影したものの中身を確認するときです。
うまくいっているかどうか、自分の思っていた画が撮れているかどうか、それを確認するときです。
そして、うまく撮れていたりすると、もっといけるんじゃないか、次はこんな風にしてみたらどうだろう・・・などと考えてしまうのです。

今、心療内科に通っているのですが、かかりつけの精神科医に教えてもらいました。
盗撮をして成功すると、脳内に快楽物質がバーッと放出されるんだそうです。
そして、脳がそれを覚えてしまう。こうなってしまうと、次々にその快楽を求めてしまうんだよ、と。
まさにそういう状態だったと思います。

こうなってしまったら、自分の意志で盗撮をやめることが難しくなってしまいます。
というよりは、やめるという選択肢が頭に浮かんできません。
私の場合は、ストレスなどのやり場が無くなったときに、「よし、今日やってやろう」というような感じでした。

盗撮をやめるための方法

ここまでこの記事を読んでいただいた方であれば、盗撮をしている人が自分の意志だけでそれをやめるというのは、かなり難しいということがわかってもらえたと思います。
こういった類の犯罪の再犯率が高いというのも、個人的にはうなずけます。
では、やめるにはどうすればいいのか。

筆者の経験から結論を言えば、自分が盗撮という犯罪に手を染めてしまったことを、周囲の人に知らせることしかないと思っています
ある日突然逮捕されるというのは、その最も最悪のパターンです。
本当にいろいろなものを失うことになります。

もしあなたが、今も盗撮を続けてしまっているというのであれば、自首することです
盗撮を続けている限り、いつか必ず逮捕されます。
その前に、あなたを信頼してくれている人にきちんと自分の犯罪行為を打ち明け、相談し、可能な限りの準備をしてから、警察に行くことをおすすめします。
そうして、誰かの手を借りて強制的に終了させないと、終わらせることはできません。

もう少し正確に言えば、それでも本当の意味での終わりではありません。
毎日が自分との戦いです。筆者も、これから毎日、今日もしなかったというのを続けていくしかないと思っています
そのためにも、自分が盗撮という犯罪を犯した人間であるということを、こういう形で晒しています。